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工事情報

苫小牧港西港区勇払-10m岸壁改良

工事情報

 

苫小牧港西港区勇払-10m岸壁改良

既存施設利活用プロジェクト

概要

 貨物船・RORO船等により、年間190隻、約130万トンの雑貨物が取り扱われていますが老朽化により 安全性・利便性が損なわれていたため、荷役作業の安全性の向上を目的とした施設改良整備を進めています。

 

 

工事のポイント

上部工取壊し作業は、大型ブレーカを使用し施工しますが、その際コンクリート塊が海中に落下するのを防止するために専用の受篭を設置して行います。また取壊したコンクリート塊は、事業用地にて再生骨材化し、舗装路盤材や埋戻し材として流用します。

 

工事箇所は地下水位が高く、比較的浅い位置で湧水が発生しています。控え鋼管杭打設及び上部コンクリートの施工にあたり、地盤を+0.5m(現地盤より3.3m掘下げ)まで掘削しなければならず、掘削に伴う法崩れ対策として、鋼矢板及び大型土のうによる仮設対策を講じます。

 

鋼管矢板の打設、既設矢板の引抜きを行うことから、タイロッドを撤去する必要があります。しかし、タイロッドを撤去してしまうと既設矢板は自立できなくなるので、その倒壊対策として岸壁前面に仮設矢板(斜杭)を打設し、安定させておくことが必要となります。既設タイロッド切断後は、新設鋼管矢板の打設〜タイロッド取付を行い倒壊対策として講じた仮設矢板(斜杭)を引抜きます。

 

 

主な工事内容及び工事数量

工     種
仕 様 ・ 規 格
数    量
構造物撤去工 構造物取壊し工
既設上部Co,舗装Co,As舗装
220m3,1,136m2,1,172m2
付属工撤去工
防舷材,集水桝等
7基,1式
既設鋼材撤去工
Z矢板,III型,VL型,H型
408枚
本体工
[鋼矢板式]
鋼管矢板[A部]
φ900×t11 L=24.5m
44本(2本継ぎ,千鳥配置)
鋼管矢板[B部]
φ1,100×t13 L=28.0m
44本(2本継ぎ,千鳥配置)
控杭[A部]
φ1,200×t12 L=16.5m
11本(継ぎ無し)
控杭[B部]
φ1,400×t14 L=18.5m
11本(継ぎ無し)
控杭[A部取付部]
φ1,200×t12 L=17.0m
4本(継ぎ無し)
舗装工 腹起・タイ材工
タイロッド(Hi-690 φ85,φ75)
11組、11組
上部工 上部コンクリート工
前面Co,控え笠Co
532m3,107m3
舗装工 コンクリート舗装工
大型機械舗設、簡易機械舗設
1,166m2,112m2
アスファルト舗装工
As舗装,半たわみ性舗装
273m2,937m2
付属工 係船柱,防舷材,車止め等
曲500KN型,直700KN型,V型600H
2基,2基,5基,47m
電気防食
電位測定装置取付
2個

 

 

標準断面図

(下図をクリックすると拡大表示されます)
鋼矢板式構造
 前面矢板 :
Z型-45鋼矢板(SY-30)
L=20.0m
 
控え矢板 :
SP-V型鋼矢板(SY-30)
L=7.0m
 
SP-XL型鋼矢板(SY-30)
L=9.5m

赤色部:上部工(前面)、レール基礎撤去範囲
青色部:鋼矢板(Z-45)撤去  鋼矢板(SP-V)撤去  鋼管杭(φ508mm)撤去
茶色部:土砂撤去箇所

  

鋼管矢板式構造
前面矢板 :
鋼管矢板(φ1100mm×t13)
L=28.0m
 
控え直杭 :
鋼管杭(φ1400mm×t14)
L=18.5m
 
タイロッド :
Hi-690 φ85mm

赤色部:上部工(前面・控え)施工範囲
青色部:鋼管矢板(φ1100mm) 鋼管杭(φ1400mm)
緑色部:舗装工(Co舗装・As舗装)施工範囲
茶色部:埋土部

 

施工フロー

■平成23年度 施工箇所
【撤去工・土工・仮設工】
既設上部コンクリート取壊し後、コンクリート舗装版及びアスファルト舗装版を順次撤去し、計画地盤高まで土砂掘削を行います。
施工箇所には多くの地下埋設物が存在していることから、試掘等で位置確認を行い切り回し作業を行った後に本施工を行います。
既設矢板の引抜きを行うには既設タイロッドを撤去しなくてはなりませんが、既設前面矢板は自立できなくなるので、その補強として仮設支保工を設置し、その後、既設タイロッドの切断を行います。
   
既設上部工取壊し状況
仮設矢板及び大型土のう設置状況
仮設工(斜杭)設置状況
↓
【本体工[鋼矢板式]・控工】
控え鋼管杭はバイブロハンマ(振動式杭打機)を用いて打設し、その後、タイロッドを取付けるために必要な腹起し材を取付けます。
控え鋼管杭打込後、前面の鋼管矢板(φ1100mm)を打設します。その後、タイロッド(φ85mm)にて前面の矢板と控え杭を固定します。
   
控え鋼管杭(φ1,400mm)打込状況
控え鋼管杭腹起し材取付状況
既設タイロッド切断状況
 
鋼管矢板(φ1,100mm)打込状況
タイロッド(φ85mm)設置完了
↓
上部工・舗装工・付属工
上部工(前面)及び上部工(控え)の鉄筋を組立て、上部コンクリート打設後、係船柱・車止め・防舷材を設置します。上部工打設完了後は、所定の高さまで現場発生土砂を使用して埋戻します。
   

施工完了全景
上部工(前面)鉄筋組立状況
 
コンクリート舗装
 
   
上部コンクリート打設後状況
車止め設置
※一部、過年度工事の施工写真を使用しています。

 

 

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